映画レビュー:コードネームU.N.C.L.E

コラム

 好きだったあの人に思いを告げたが恋は実りを結ばなかった。誰しも一度ばかりは、失恋を経験した事があるであろう。「いや、まだ恋はしたこともないし告白なんてするつもりもない。」という方もいるだろう。

しかし、営業で商品の強みを学び、新規獲得のため口説いたが購入に至らなかった。多くの「いいね」を求めて、呟いてみるが思った程に伸びをみせなかった。

ここに上げた例も失恋の仲間なのではないか?失恋というと恋に結びがちであるが、ここでいう失恋は『自分が、意のままにしようと働きかけた相手から思うような反応が得られなかった』と捉えて頂こう。そうすると、経験したことがあると挙手する数も少しは増えるであろう。

スポンサーリンク

 『ガラスの部屋』、イタリアを代表するペピーノ・ガリアルディという歌手の代表曲である。この曲は、ある音楽を聞くことによって失恋した人の事を思い出す様を歌っている。この曲について、自分たちとは無縁だと感じる人も少なくなかろう。しかし、日本人に全く縁がないというわけではない。『ヒロシのテーマ』と聞いてピンと来る方もいるのではないか。今となっては、『ヒロシちゃんねる』にてキャンプ系YouTuberとして活躍するヒロシであるが、実はこの男の本業は芸人なのだ。2004年に自虐ネタで一世を風靡し大ブレイク。「ヒロシです。」から始まる、自分の失敗をネタとして暴露することで多くの笑いに変えたのだ。当時、このネタの最中にかかっていた曲こそが『ヒロシのテーマ』こと『ガラスの部屋』なのである。

 前振りが長くなかったが本題と行こう。今回は引き続きTwitterで紹介して頂いた映画についてのお話だ。

コードネームU.N.C.L.E


 舞台は、犬猿の仲であるアメリカとロシア。互いに、それぞれの国を諜報する為に両国共にスパイを送り込んでいる。彼らこそ、国を代表する程に互いを嫌う、気が合うとすれば女好き。そんな彼らに協力せざるを得ない状況が訪れた。そして、彼らを自然と惹きつけ合う女の存在。水と油の様な彼らは、協力し合い任務遂行できるのか?そして、彼女をものにするのはどちらなのか?

 スパイ映画のバディものであり、他国の我々でも分かる犬猿の象徴とも言えるであろう、お国柄の物語。彼らのタッグには何かとワクワクすると共に希望すら覚える。そんな彼らの活躍の最中で『ガラスの部屋』が流れる。

この曲は、彼らにとって本当の意味でのバディとして、新たな関係を象徴していると感じ取れるのだ。『この曲を求めているのは誰なのだろうか。』歌詞の一節である。この失恋の曲を求める人物は一見、異性と思われる。

スポンサーリンク

しかし、前述したように失恋を『自分が、意のままにしようと働きかけた相手から思うような反応が得られなかった』こととするのであれば、『互いに認め合いたいが、その思いに素直に答えることができない友情関係』という捉え方もできるのかもしれない。"嫌い嫌いも好きのうち"なのである。

また、彼らと関わる一人の女性へのそれぞれの気持ちと彼女の気持ちの移り変わりも、この曲を境に移り変わりをみせる…。少しネタバレの匂いが仄かに香るので、お話はここまでにして是非彼らの有志をあなたの目で、そして耳で確かめて頂きたい。

 語るシスです。ネタバレの無いレビューを求める私ですが、ネタバレに触れかけて皆さんのカタルシスを半減させたとです…。

 とは言ったものの今回の『コードネームU.N.C.L.E』、2回視聴して気づいた点である。今から映画を観るであろう皆さんには、是非に物語が甲と乙に分かれる瞬間を味わって頂きたい。そして、私の言葉が新たな気づきを生むのであれば幸いに思う。

The Man from U.N.C.L.E. | Netflix
A CIA agent and a KGB operative put their differences aside to combat a global crime organization in this droll actioner based on the 1960s TV series.

コメント

タイトルとURLをコピーしました